ヘイト物語

生きていて感じることをゆる~く書きます。そんなこと考えなくていいのに...なんて言わずに見てほしいです。こんなひねくれたこと考えてる人もいるんです。

ないものねだり

夕食後ふらっと散歩に行きます。

 

もう夏がすぐそこまで来たみたいです。夜風が夏の匂いです。

 

Tシャツを着てサンダルを履いて、ぼーっと歩きます。夏の歌のプレイリストを聴きながら。

 

ふと冬が恋しくなりました。

あの体を芯から冷やすような寒さが。コートにマフラーして足早に帰るサラリーマンが。あったかい缶コーヒーを飲みたくなる季節が。心が凍えて温もりを求めてしまうあの感覚がたまらなく愛しく感じます。

 

待ち望んでたはずの夏が怖くなりました。

夏ってだけでキラキラできると思っていたのが嘘のようです。

 

 

 

いつもそう。

上手くいけば不安になって、友達といれば距離を置いて、1人になれば群れを求めて、まじめに生きれば遊んでる人たちが羨ましくて、考え過ぎればノーテンキな奴らに嫉妬して、ないものばっかねだって生きてる。

 

そうやって色んなことに挑戦して、運動も勉強も受験もバイトも遊びも恋愛もそれなりにはやってきたはずです。

 

でもありのままの自分を認めてあげられたことなんて一度もない。

 

そんなひねくれた自分を認めるのも怖いものです。

 

また冬になったら夏が恋しくなるのでしょうか。

明日の自分は誰になりたがっているのでしょうか。